G20 Osaka Summit

平成30年度外務省セミナー「学生と語る」開催

 外務省では国際問題に興味を持つ学生を対象に、外務省セミナー「学生と語る」を開催しています。外交の最前線で活躍する外務省員と意見交換し、その仕事や国際情勢について知ることができる貴重な機会です。

 平成31年2月7日(木)、外務省において開催された平成30年度外務省セミナー「学生と語る」では多くの学生が参加し、G20サミットをテーマに熱い議論が交わされました。

Related Events 01 G20サミットをテーマにディスカッション

 基調講演後に行われたG20サミットをテーマとした分科会。30名の学生が4つのグループに分かれ、白熱したディスカッションを展開しました。サミットを担当している外務省員からG20サミットの意義・機能を聞き終えると、「G20大阪サミットの優先議題を作成する」というテーマの下、学生主導で討論。「環境問題」、「移民・難民問題」、「テロ対策」「知的財産権」など、多くの議題が候補として挙がり、ホワイトボードを埋め尽くすほどの活発な意見交換がなされました。討論中には、「経済問題を主要テーマとするG20サミットで外務省の役割は?」など、外務省員にも多くの質問が飛び交いました。

Related Events 02 報告会で議論の成果を発表

 場所を変えて行われた報告会では、チームでまとめ上げた「G20大阪サミットの優先議題」が発表されました。学生が議題としたのは環境問題。中でも「海洋プラスチック問題」に焦点を絞り,プラスチックの生産が発展につながる新興国の立場を踏まえ、「削減」ではなく「再生」に焦点があてられるべきと発表しました。また、学生より、日本のリサイクル技術を世界に共有するとよいのではないかとの提案がなされました。限られた時間の中で、学生は議長国・参加国双方の視点から考え、取り組んだ課題の成果をしっかりと伝えました。

 懇談会では、鈴木憲和外務大臣政務官をはじめ、外務省員に積極的に質問する学生の姿が多く見られました。分科会で講師を務めた外務省員は「学生の皆さんがG20サミットを主体的に考える良い機会となりました。6月のG20大阪サミットで日本が何を発信するのか、今日討論したことと照らし合わせて注目して欲しいですね」と、学生に期待を込めました。

 分科会でリーダーを務めた大学生の近藤さんは「多国間主義という概念が不安定な昨今、もう一度その意義を考えたいと思い参加しました。テーマが広範囲にわたりまとめるのに苦労しましたが、国益だけでなく各国の視点に立つことの重要性を再認識しました。世界と信頼関係を築く日本が議長国となるG20大阪サミットは、今後の国際社会に大きな意味を持つと思います。」と、充実感に溢れていました。

 この日は、鈴木憲和外務大臣政務官の開会挨拶に始まり、外務省総合外交政策局の川埜 周政策企画室長による基調講演、大臣官房人事課の外務省員の体験談も開催。激動する国際情勢や外交官の仕事について語り、学生たちは熱心に耳を傾けていました。